運営会社Operating company
社長挨拶
地元千里丘から、鮨を通じて世界へ。
私の挑戦は、この町から始まりました。
幼い頃、料理人であった父が台所に立ち、休みの日に家族のために作ってくれた料理。その光景が、私にとって何よりのご馳走でした。自然と父の背中を追い、料理の道へ歩み出したのは、私にとって必然だったのかもしれません。

大学生の頃、父が開いた寿司屋は思うようにいかず、経営は苦しく、職人への給料さえ危うい状況。家族で店を畳むか頭を抱える中、寿司を握ったこともない22歳の私は、母と二人で「やってみよう」と腹を決め、寿司屋を継ぐ決意をしました。
最初は手巻きとドリンクだけ。夜明けまで店を開け、数時間眠って朝には市場へ。昼は大学へ通い、日曜には無給で皿洗いに入り技術を盗む。手は荒れてボロボロになり、塩揉みで悲鳴をあげるほどでした。
それでも「どうしたらお客様に来ていただけるのか」その想いだけでひたすら走り続けました。
26歳で試行錯誤の末につくった握り20貫のおまかせコース。利益は薄くとも、ドリンクが飛ぶように出て、8席の小さなカウンターはいつしか毎晩満席に。その光景が、私にとっての原動力です。
また、21歳で初めて魚を切り付け、大きく不恰好な一貫を差し出したとき、お客様がふっと顔をほころばせて「幸せやなぁ」と洩らしてくださったあのひと言。あの瞬間、私の中で鮨の意味は変わりました。それ以来、私にとって鮨は単なる食事ではなく、お客様の幸せのために魂を込めるものとなったのです。

創業から27年、アルバイト時代から数えれば29年。決して平坦ではない道でしたが、そのすべてが、お客様の笑顔に繋がってきたと信じています。これからも株式会社リブジャパン、そして屋号「鮨処池上」は、伝統を守りながらも挑戦を恐れず、もっと美味い鮨を、もっと心に残る時間を追求し続けます。
千里丘から、世界へ。鮨を通じて、もっと多くのお客様に幸せを届け、その笑顔を未来へ繋いでまいります。
『光あるところに人は集まる――。』
この言葉を信じ、一貫に真心を込めて、これからもお客様をお迎えしてまいります。どうぞ変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社リブジャパン 代表取締役社長
鮨処池上 店主 池上 秀里
2025年 8月 吉日
会社概要
社 名 | 株式会社リブジャパン |
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屋 号 | 鮨処池上 |
代 表 | 池上秀里 |
所在地 | 大阪府摂津市千里丘1丁目5番8号 |
設 立 | 2020年11月12日 |
事業内容 | 鮨店の経営 |
沿革
平成11年(1999年1月) | 先代の想いを受け継ぎ、寿司店「まるいけ」を継承。 職人としての歩みを本格的に開始する。 |
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平成20年(2008年8月8日) | 移転に伴い屋号を「池上総本家のおすし」へ変更。 地域に根差し、さらなる信頼と味を追求する。 |
平成28年(2016年8月30日) | 店内を全面改装し、装い新たに「鮨処池上」としてリニューアルオープン。 伝統を礎に、一貫に心を込める姿勢をより強く打ち出す。 |
令和2年(2020年11月12日) | 「株式会社リブジャパン」を設立。 鮨文化を未来へ継承し、食を通してお客様に幸せを届ける企業理念を掲げる。 |
令和5年(2023年) | 移転を機に「鮨処池上」として新店を開業。 さらなる進化を遂げ、お客様に心豊かなひとときを提供し続ける。 |